風評被害??  こい

つい先日、京都に帰った時のこと。

 

友人Jと久々に晩ごはんでも行こうということになり、待ち合わせをして、会いました。その時、放射能の話になりました。

 

J「こいちゃん、京都でなんでマスクしてんの?ここでもマスクせなあかんの?」

 

と聞かれたので、

 

「いや、Jは大丈夫やで。俺は実際に宮城や福島に行ってて被曝してるから、体に蓄積する量を少しでも減らした方がいいと思って…ここは線量そんな高くないで。えーと、ここの線量は」

 

と言って、実際にガイガーカウンターを出して、空間線量を測ろうとしました。すると、

 

「それって風評被害やん」

 

と言われました。えっ、て思いつつも、

 

「いや、このくらいなら体に影響がないっていうしきい値はないし、実際に放射能は危険なんやで

 

と言うと、

 

「いやそれが風評被害やん。そういう声があるから、福島が風評被害を受けて、福島で農家の人が自殺したってケースも出てるやん」

 

と言われました。

 

僕は、実際にチェルノブイリでは甚大な被害が出ていること、たしかに福島の農家の人は苦しい状況だが、子どもに被害が出るのをなんとしてでも食い止めなければならないことを伝えました。

 

Jには小さな子どもがいるので、関西だとはいえ、こういうことにもっと敏感になって、もっといろんな情報に接してほしいなと思いました。そのためには、僕が彼に確実に伝えなければならないと思いました。

 

その時はあまり時間がなかったので、次に会う時はガチトークしようと思います。

 

しかし思うに、巷でもよく言われてたりする「風評被害だー」っていう主張、何かヘンじゃないですか?

 

みんな自分の判断で買おうと思ったり、買うのを思いとどまったりします。

 

いろんな判断があっていいと思います。福島県産は全部避けようとか、時々は食べて応援しようとか、子どもには食べさせないで、おじいちゃん、おばあちゃんに食べてもらおうとか、福島県産でもトマトなら買おうとか、人によって違いが出てきて当然です。だから、いろんな情報をきちんと判断・分析した上で福島県産を避ける(or応援する)人に対しては、その判断を尊重しなければならないと思います。

 

いわゆる風評被害っていうのは、情報を誤って解釈して必要以上に危険視するから出てくるんですよね。だから、もし風評被害だというなら、情報のどの部分が誤って解釈されているかを明示できるはずなんですよ。

 

たとえば、「福島で製造された工業製品を使うと被曝するので危険だ」という声に対しては、ただ単に「風評被害だ」と一刀両断するのではなく、「福島の製品を使っても内部被曝はしない。外部被曝に関しても、洗浄して使えば問題ない」と丁寧に教えてあげればいいと思うのです。

 

「風評被害だ」という人に対しては、DNAを損傷および突然変異させ、活性酸素を増加させてガン細胞をつくる放射性物質がどう安全なのかを説明してもらい、その上で議論するのが筋なのではないでしょうか。

 

現代の情報化社会では、インターネットやメディアによる情報の氾濫により、情報が断片化・多様化し、何が正しい情報なのかわかりにくくなっています。だからこそ行政は、「ただちに影響はない」とかわかりにくいことを言うのではなく、白日の下で堂々と意見を闘わせ(放射能安全派vs放射能危険派)、それぞれの場合のメリットとデメリットを国民に提示するべきです。より説得力のある情報の方が広まりやすいし、何より最終的には真実が勝利すると思います。

 

「歴史を見れば真実と愛は常に勝利を収めている。暴君や残忍な為政者もいるが、彼らは一時は無敵にさえ思える

だが最終的には滅びている。真実は必ず勝利する」 byマハトマ・ガンジー

SEEDS OF HOPEのページ